お知らせ・コラム
学生支援室だより(第14号) 手放せない考え方の癖/体操でリラックス
2021年01月28日
コラム今回は『手放せない考え方の癖』と『体操でリラックス』についての紹介です。
〇手放せない考え方の癖
(参考:武田伸也「認知療法・トレーニングブック」より)
・自分がついつい悪い方向に考えてしまう癖を持っていることは分かっていても、「わかっちゃいるけど変えられない」ことも多く、それらをなかなか手放せないのも事実です。
・例えば、ついつい次のように考えてしまうことはありませんか?
○私はダメ人間だ… ○誰も私のことは 分かってくれない… |
○皆私を見捨てるんだ… ○私は運が無い人間だ… |
・これらの考え方は、大小の差こそあれ誰でも持っています。ただ、この考え方があまりに強いと、気分が滅入ったり、一歩踏み出して行動することが難しくなってしまいます。
・まずは、私たちがこのように考えてしまう癖を手放せない仕組みを見てみましょう。
ネガティブな考え方の癖を手放せない仕組み 例えば「私はダメ人間だ」という考え方の癖を持っていると、“人から褒められる”といった、ネガティブな考え方の癖と矛盾したポジティブな出来事に気づきにくくなります。また、例えその“人から褒められた”経験に気づけていても「こんなことできるのは当たり前」「もっと頑張るべき」と自分自身を過小評価してしまいます。 こうして、考え方の癖にあてはまる出来事だけをつなぎ合わせ、(例えば、褒められたことには目を向けず、過去のいくつかの失敗したネガティブな出来事だけを思い出してしまう)→「やっぱり自分はダメ人間なんだ」という考え方の癖をより強くしてしまいます。 これが、考え方の癖を手放せないメカニズムです。 |
・さて、考え方の癖を手放せない仕組みを振り返ったところで、次はその考え方の癖を手放す方法を見てみましょう。
方法①:信頼できる人の意見をきく 自分が信頼できる人に“自分に起こった事実”と“あなたならどう考えるか”を聞いてみましょう。自分とは違う考え方を聞くことで、自分の考え方の癖にも気付きやすくなりますし、新たな考え方を取り入れるきっかけにもなります。 方法②:考え方の癖が出やすい状況を知る ネガティブな考え方の癖が出やすいのはどんな状況でしょうか?「いつも」という人も、その癖が特に出やすい状況を探してみてください。忙しいとき、寂しいとき、イライラしてるとき…。「こういう状況だと自分は考え方の癖が出やすくなるな」と前もって知っておくと、客観的な視点を持つことができ、考え方の癖に振り回されずに済むようになります。 |
〇日常の過ごし方~体操でリラックス編~
(参考:武田伸也「認知療法・トレーニングブック」より)
・今回は体操を通してリラックスをしましょう。
・私たちは緊張や不安を感じると体が力んでしまいますが、最も力が入りやすい部位が“肩”です。頑張りすぎたり寒いと肩がギュッと緊張しますが、リラックスしているときは力が抜けます。これを応用したリラックス体操方法をご紹介します。
【肩開き体操】
・肩をうしろにゆっくりと動かし、前にゆっくりと戻す体操です。
①背筋をまっすぐにして座る、または立つ。
腕を真横におろし、可能であれば目を軽く閉じる。
②肩を少しだけあげ、そこからうしろにゆっくりと動かす。
肩の動きが止まると、その状態で緊張を2、3秒程度感じる。
③肩を前にゆっくりと戻す。この時、フワ~っと力が抜けていく心地よさを味わう。
肩が元の位置に戻ると、肩をおろす。おろしたあとの力の抜けた感じを味わう。
☆肩以外に力が入らないようにしましょう。
腰がそったらおへそを引っ込める、首に力が入ったら顎を引くようにしましょう。
☆肩に力を入れるときは急いでしようとせず、ゆっくり動かしましょう。
☆肩を動かしている最中は、呼吸は自然に行いましょう。
〇お知らせ
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