お知らせ・コラム
発達障害とは?
2017年03月31日
コラム発達障害は、生まれながらに脳の特定の機能が思うように動かない状態が原因であると言われています。生まれながらに持っている器質・体質的特性により、行動面や社会性(コミュニケーション)の面で苦手さをもち、学校や社会での生活上の困難がある人たちを発達障害と言います。医療機関で専門の医師の診断を受けた場合に、「発達障害」と認定されることになります。また、発達障害と同じような特性を持ちながら診断を受けない人や、“障害”までには至らないが、同じような困り感を“特性”として持っている人もたくさんいます。
発達障害には、以下の3つがあります。
ASD(自閉症スペクトラム障害)
ASDは、人とのやりとりの苦手さ、空気の読めなさ、こだわりが強いなどの特性が見られる障害です。コミュニケーションが苦手、社会的ルールに沿って行動することが苦手、見通し不安があり未来のことをイメージしにくいなどの特性があります。感覚の敏感さや、運動面の不器用さを併せ持っていることがあります
ADHD(注意欠如多動性障害)
ADHDは、不注意、注意の持続の難しさ、衝動的な行動、多動が見られる障害です。部屋の片づけができない、いつも時間を守ることができない(遅刻が多い)、計画的に行動することが苦手、そわそわと落ち着きがない、よく忘れ物をするなどの特徴があります。
SLD(限局性学習障害)
SLDとは、読み、書き、計算などある特定の学習作業が苦手な障害です。字を読むことができても書くことが極端に苦手、簡単な暗算を間違う、レポートやメールでの文章が苦手で決まった形の文章しか書くことができないなど、特定の処理だけに苦手さを持つのが特徴です。